地図作成について
デザインの仕事の一つに「地図作成」があります。
工務店様の会社の所在地や、完成見学会の会場をあらわす地図のことです。
グーグルマップをそのまま載せておけばいいのでは?と思われるかも知れませんが、
手書きで地図を作ることには、メリットがたくさんあります。
私は、「地図=お客様を誘導するもの」だと思っています。
当たり前のことですが、このことを忘れて作業をすると、結果として人を迷わせる残念な地図になってしまいます。
以前は、グーグルマップをそのままなぞっていました。
しかし、必要のない細かい道まで書き込んでしまい、実際に誘導したい道がどれなのか分かりづらくなっていました。
誘導したい道を決め、それに沿って目印となる建物を描き、さらに分かりづらい道には矢印を付ける…。自分が車を運転して目的地へ向かう側になって考えてみると、地図に載せて欲しい情報がどれなのかわかってきました。
グーグルマップは全世界の人に使いやすくなっているけど、ある一つの工務店や見学会場に向かう人にとっては不親切な場合があります。
手書きで、そこへ行くためだけの地図をピンポイントで描くことは、工務店様にとっても、来られるお客様にとっても良いことだと思います。
また、家の見学会の場合は、その時だけ工務店様の案内看板を建てることがあると思いますが、そうした看板の位置も地図の中に入れることができます。
いつも、ホームページやチラシを見たお客様が、ぼんやりと見ていてもすぐ分かる地図を目指して作業をしています。
情報は載せすぎず省略しずぎず、「これなら分かるね!」と言っていただける地図づくりを行いたいと思います。